[レポート]マルシェをつくるワークショップ DAY3
「マルシェをつくるワークショップ」最終回は、
学園坂タウンキッチンを会場に、
「あったか☆冬まち☆マルシェ」を開催しました!
それぞれの商品・価格・ディスプレイはもちろんのこと、
マルシェ全体のタイトルやレイアウト、キッチンの利用スケジュールまで
一つひとつ参加メンバーで考えてのぞんだ当日。
あいにくの雨模様でしたが、たくさんのお客さんで賑わいました。
並んだ商品も盛りだくさん!
北海道産小麦「はるゆたかブレンド」を使った3種類の低温醗酵パン、 クルミあんバターなどのおやつベーグルサンド、 さつまいもやミルクティーの植物性素材クッキー、 明石浦の海苔を使った野菜太巻き、 コーンに入ったポテトサラダとカボチャサラダ、 鰹出汁のとろっとした台湾麺線、 ホットドリンクなどが集まりました。
イートインスペースが満席になるほどのお客さんは、
家族や友人など参加メンバーを応援する方々から、
普段学園坂タウンキッチンで買い物をして下さっている近隣の方、
通りかかりの方まで様々。
「どんな方が来て下さるんだろう」「ちゃんとお客さん集まるかな」
と緊張していた参加メンバーも、
最後には「楽しかった!」という言葉が感想の第一声になっていました。
1日目の「コンセプトづくり」から、
「商品開発」、「チーム設計」、「収支計画」、「販売戦略」と、
食の小商いへのチャレンジを一歩ずつ進めてきたワークショップ。
学んだ内容を実践した今回のマルシェで、
それぞれにどんなことを感じたのか、
最終日の締めくくりでは、各自の売上げや反省点などを共有しました。
多かったのは、“頭で考えているのと実際やってみるのとでは全然違った”という感想。
「1人では回せないんだということに気がついた」
「もっとお客さん目線で並べ方を考えるべきだった」
「途中で売り方を変える用意ができていれば」
「しごとにするなら、材料や時間の使い方をもっと考えないとダメだと感じた」
商品の開発から販売までの一通りのプロセスを実践してみることで、
思い描いているだけではなかなかわからない、
課題や改善点がたくさん見つかったようです。
また、「今回やってみて、自分が無理なくできる範囲がわかった」という意見も。
マルシェを開催するにあたり、
参加メンバーが大切なポイントにしていたのは、
“無理なく、楽しく”ということ。
自分のしたいこと、まして商いとなると、
ついキャパシティーを超えてはりきってしまいがちですが、
生活とのバランスを取りつつ、
自分のペースで進められるのが、小商いの良さの一つ。
ワークショップ1日目、2日目のアドバイザーのお2人からのお話、
そして3日目のマルシェを通し、
今後の小商いで指標となるポイントを
それぞれが実感できたのではないでしょうか。
全3回という短期間のワークショップでしたが、
終了後、早速参加メンバーからは、
「“春まちマルシェ”もしたい」
「これからもよろしくお願いします!」という声が上がっていました。
ここでの出会いを繋ぎつつ、
食の小商いへのチャレンジは続いていきます!